寺院墓地にお墓がある場合は要注意
寺院墓地にお墓がある場合は、その宗派の宗教儀礼をおこない、戒名をいただかないと、埋葬を許可されないことがあります。 無宗教葬を行うときは、必ず事前に菩提寺の了解を得ておきましょう。 許可されない場合は、折衷したやり方もあります。 宗教を問わない公営墓地や民営墓地などなら問題ありません。
無宗教葬のデメリット
逆にデメリットもあります。 ①遺族の負担が大きい 一連の宗教儀式に代わるプログラムは、自分たちでつくり出す必要があり、遺肢としては悲しみのなかでの企画・実行は負担が大きい面があります。 無宗教葬の企画・設営に経験豊富な葬祭業者を探し、担当者と綿密な連携をとって行う方法がおすすめです。 実働は葬祭業者の人にしてもらいえば、遺肢の負担も軽くなります。 結婚式と同様に、親族・友人の幹事を決めて、手伝ってもらってもスムーズに進むでしょう。 ②マニュアルがなく不安 新しい葬儲だけに、主宰者も参列者もとまどいや不安がありますが、主宰者は「故人の遺志を尊前する」ことに信念をもって、揺るがずに臨みましょう。 ③親族の反対がある場合も エンディングノート)あればそれを見せ、理解してもらいます。 ④心の区切りがつきにくい 無宗教葬という形は、死の厳粛な事実と立ち向かうという点で不十分な面もあり、多少、心の区切りがつきにくいことがあります。
無宗教葬のメリット
宗教者(僧侶、神官、神父、牧師など)による宗教儀礼を行わない葬儀のことを、「無宗教持」といいます。 自由非のひとつの形として、少しずつ唱えてきました。 いま日本人の約7剖は、特定の宗教をもたないといわれます。 それならば、仏式の宗教儀式にはこだわらず、自由な形で見送ってもいいのではということから、無宗教葬が生まれてきました。 これは、宗教を否定しているわけではなく、特定の宗教によらない葬儀のやり方ということです。 無宗教葬のメリットには、次のようなことがあげられます。 ①形式にしばられず、自由な創意で行える 通夜はせず、告別式だけでもいいですし、時間も夜でも昼でも自由です。 決まっているのは、死後剖時間以降に火葬をするということだけです。 ②自己決定権をもって行える 無宗教葬が少しずつ噌えているとはいえ、葬祭業者や間侶が主導権をもつ葬儀が多く、レールに乗せられて形どおりに終わる式がほとんど。 しかし無宗教葬の場合は、遺族が自己決定権をもち、自ら参加して、手づくりの葬儀を行うことができます。 ③故人の人柄に中心をおき、その人らしい葬儀ができる ④宗教色がないので、遺族、親族問での宗教の対立なく行える ⑤全員参加の満足感が得られる