お住まいの補修のサイン
束石が沈むのが原因のひとつ
木造住宅の1階の床が、どんな構造になっているかご存知でしょうか。
通常、家の外壁に治ってコンクリートの基礎があり、そのに上に土台がのっています。
土台の間に渡すのが大引、大引の上に並べるのが根太、その上いに床板を敷くのです。
しかし、大引と根太だけではどうしても床がたわみます。
そこで、一定の間隔で束石を置き、その上に束をてて、大引を支えます。
1階の床がたわむ、沈むといった以上を感じたら、こうした床の構造のどこかに問題があります。
慣れてくると、足の間隔である程度原因がわかります。
よくあるのは、束と束石、あるいは束と大引の間にすき間がしょうじているケースです。
足で押すと、束石にあたって跳ね返る感じがします。
束石は床下の土の中に3分の1くらい埋められていますが、軟弱な地盤だと長年の間に沈下し、束との間などに隙間が生じるのです。
念のため、床下点検口(キッチンの床下収納のところなど)から床下に入り、束石と束との間に隙間がないかどうか確認しましょう。
床が沈むあたりを室内で誰かに踏んでもらうと、大引きがたわむのですぐわかるはずです。
束と束石、あるいは大引と束の隙間をなくすためには、木の楔を打ち込み、接着剤と金具を用いて固定します。
材料費はわずかで、手間もそれほどかかりません。
一か所せいぜい数千円です。
構造的な危険も比較的少ないので、床の張り替え工事のときに、一緒にやってもらうといいでしょう。
床下の腐食が原因なら危険
床が沈む原因には、大引や根太、さらには土台や柱などが腐食しているケースもあります。
この場合、床を押しても跳ね返るのではなく、抵抗しながらしずむ間隔があります。
築年数の古い家の水回りでよく見られ、なかには築10年くらいで起こる事もあります。
20~30年前は、浴室内の床や壁をタイルで仕上げる方法が一般的でした。
この方法では、周囲の木部の腐食を防ぐため、腰高の高さまでコンクリートやブロックを積むほうが良いのですが、行っていないケースも少なくありません。
そんとあめ、浴室のリフォームのため解体してみると、土台や柱が長年の湿気で腐食し、隣接する洗面所や廊下や床下まで腐食が及んでいたりするのです。
こうなると、台自身で家が倒壊する可能性もあり、非常に危険です。
最優先で補修を行うべきでしょう。
補修方法は、在来木造の場合、「相欠け継ぎ」といって、木材の腐食している部分を切り取り、新しい木材をはめ込み、金物で補強するのが一般的です。
土台や柱の相欠け継ぎには、腐りにくいヒノキを遣い、仕上げに青森ヒバ油を塗るとよいでしょう。
さらに、床には根太の上に構造用合板を張って、補強すれば万全です。
これらの概算予算は、浴室部分の土台のみの腐食なら6万円程度、柱まで腐食が進んでいる場合は10~20万円程度になります。
腐食の範囲が広ければ、もちろんこれよりさらに高くなります。