リフォームの適正価格とは?

そもそもリフォームに「価格破壊」は通用しない


価格破壊」という言葉は消費者にとって魅力的です。
しかし、住宅リフォームに価格破壊は通用しないものですし、あってはならないものだと思います。
ディスカウントショップで売っている商品を買ってきて、そのままそのへんに置いておくだけなら、いいでしょう。
しかし、本物のリフォームは、業者が自らの経験や技術を基に、それぞれの住宅、それぞれの施主にとって最適のプランを提案し、職人あぐぁざと心で施工するものです。
100軒の家があれば、リフォームも100通りになり、ひとつとして同じものはないはずです。
それなのに、バブル崩壊後、安売りチラシや訪問営業のリフォーム業者が乱立し、価格競争に走り、ひたすら安く、安くと宣伝しました。
消費者の中にも、安売りチラシにすぐ飛びついたり、いくつもの業者から見積もりをとって表面的に安い業者を選んだりする人がいます。
その結果、もともと定価のないリフォームに、価格破壊があり得るような錯覚が生まれたのです。
しかし、安い見積もりや大きな値引きで決めたリフォームで、施主が満足したという例はほとんどありません。
逆にトラブルや不満を生んでいます。
リフォームの手抜き工事は、実は競争によって安い見積もりを書かざるを得なくなり、その気温がくで契約してしまった業者がやむを得ず手を染めることが多いのです。
まだできあがっていないのですから、業者は予算に合わせて材料を選び、あるいは見えない部分は手抜き仕事をし、帳尻をあわせようとするのです。
定価のついている同じメーカーの商品を少しでも安く購入するのは消費者の知恵です。
しかし、リフォームに限っては、値段でだけ判断するのは間違いです。
住宅リフォームは「高い、安い」だけで決めてはいけません。